みなさん、クリスマスはいかが過ごされましたか。クリスマスからお正月モードへと切り替わっていることでしょうか。スーパーに勤めていた知人が、クリスマスを終えた晩から、正月商戦用へと陳列を変えるために徹夜勤務していたことを思い出します。
コスタリカのクリスマスに欠かせないのが、Portal(ポルタル)です。ホームステイ先は築20年以上たっていますが、この通りクリスマスモード、お母さんと親戚のおばさん、お手伝いさんで飾り付けられました。

ポルタルは、イエスキリストが降誕する際の様子をあらわしたものです。
クリスマスは、イエスキリストが生まれた日。日本にいて、クリスマスにその事実を考え祝ったことがあったでしょうか。
ここにきて、その意味を知ることができました。
国教がカトリックのコスタリカは、たいていどの家にもポルタル

。キリストが生まれた馬小屋には、マリアとホセが。後ろには天使がいます。そして、3人の博士。正式には、25日の零時にキリストを飾るそうです。
これは、お母さんの姉妹の家のポルタル。
24日に行ったので、まだ赤ちゃんのキリストはいません。
なんだか、小さい頃よく読んだ「おやすみなさい」の絵本を思い出すようなポルタル。

また別の姉妹の家。
とっても手作り感があるでしょう。ポルタルの周りには、電飾を飾ったり、ちょっと関係ない好きなキャラクターやサンタを置いたりと、子供と一緒に独自のポルタルをつくるようです。
じゃあ、いつまでこれを飾るんだろう??
日本はおそらく、クリスマスの名残はないですよね。
コスタリカは、まだ飾ってあります。時間にのんびりだから、片づけるのも遅くって。

いえ、そうではないのです。
1月6日 3人の博士が馬小屋にたどりつくまで飾っておくのだそうです。
これは教会のポルタル。右側にいる3人の博士たちはまだ、中央上部に見えるキリストの元にはたどりついてません。1月6日にむけて、少しずつ場所を移動させていきます。
ポルタルミニ講座でした。
さて、24日どう過ごしたかって。
まったくいつもと変わりない1日でした。お母さんの姉妹の家で集まってお祈りをしました。帰りついて、7時。停電してました。たまにあります。
部屋部屋にろうそくをともし、とっても静かな夜でした。特にプレゼントも特別な食事もなし。なにも変わらない一日。それが、かえって私にはとても新鮮でした。熱心なカトリック信者であるお母さん。生誕を祝う気持ちは心の中にある。飾りたてたり、派手に祝う必要はないわ。とても素敵です。
クリスチャンでもないのに、クリスマス=ケーキで生きてきた今まで。その習慣からか、ちょっと口寂しい夜。ママに「今日妹が作ったケーキは明日食べるの?」ってきいちゃった。「あら、食べたい?実は私も食べたかったのよ」って。友達と出かけた妹の作ったケーキをママと長女と食べました。
25日のお昼に家族でクリスマス仕立ての食事をゆっくり食べました。