タマルは、一言でいえばコスタリカ風ちまき。とうもろこしが食文化に外せない中米の有名なたべものです。手間がかかるけれど、家庭の味をもつタマル。家族総出でのタマルづくりは、年中行事のひとつでもあるようです。
月曜朝7時。「さあみんなー、始めるわよ」とお母さん。いつもは「朝ごはんは元気の素。しっかり食べなさい」といわれるけど、今日はそっちのけ。それもそう、前日からタマルの中に入れる野菜の下準備にかかっていて、お母さんはすっかり年に1度のタマルモードだったのです。
長男ダリオが担当。
とりのだし汁に、香草やスパイス。そこにトウモロコシの粉を入れて練り上げます。とっても力のいる作業。
元気にほえてました。
大小に切ったバナナの葉を重ねて、ダリオが汗流して練り上げたタマルの素をひとすくい。
野菜を入れて味つけした米、肉(豚、とり)、赤ピーマン、エンドウ豆をその上にのせます。
具が出ないようにバナナの葉で包み込み、麻ひもでくくります。お父さんは「私は、ゆっくりなんだよなあ」といいながら、麻ひもでくくっていました。
2種類の包み方がありましたが、私は初心者用しかマスターできず。来年またトライしよう。
30分ゆでます。
時はもうすでに1時。カフェシートを大事にしているコスタリカ人にとって、休憩なしの6時間の作業は珍しい。
なぜって、今回150個のタマルづくりだったのですから。
日本でいうお歳暮みたいな感じでしょうか、知人宅にうちのタマルを召し上がれという風に交換する風習があるようです。
お母さんのお姉さんは、なんと1000個つくったそうです。300個を3日間。(あれ、あと100は・・)それもそのはず、孫さんの数が並々ならないらしい。
タマル完成!
でも・・・ごめんなさい。ぜんぜんイケてません。写真が。
午後2時半。腹ぺこの私にイケてる写真はとれなかった。
ぷるんとやわらかいタマルの素はやさしい味。ごろっとした具は彩りを添えて、お米の味付けがしっかりきいてました。
この夜は家族みんな疲れ果て、静かな夜。
朝ごはんはタマル。いっとき続きそうだな。
¡Feliz Navidad!(フェリスナビダ:メリークリスマス)
1 件のコメント:
昨夜、コメントしようとして、一言書いたところで事切れて、朝。
小学校の終業式の日だというのに、み~んなで朝寝坊(^o^;)
タマルという言葉に、同僚で、昨年亡くなった田丸さんという方を思い出した。
日本語みたいな言葉が多いね(*^m^)
メリークリスマス!って、今日言うの?
コメントを投稿