2009年6月17日水曜日

negrita

コスタリカでちびっこに大人気。「プッカ」

中華料理屋の一人娘。隙あらば意中の彼ガルにキスを迫る。韓国生まれのキャラクター。


コスタリカでは、街を歩けば、「チニータ!」と呼ばれることが多い。

つまり中国人ってこと。

はじめは、「soy japonesa(私、日本人)」って訂正していた。

でも、どうやら彼らにとってアジア人を総称するような愛称らしい。

プッカが人気あるように、アジア人に対して、好意的な感情が伝わる。

時にからかわれているように感じる時もあるのは事実だが。
ところが・・・
数日前のこと。
スーパーでレジのおばちゃまに言われたひとこと。
「pase, negrita(パセ ネグリータ)」
訳せば 「どうぞこちらに、くろんぼちゃん。」
negro (ネグロ:黒)
私のこと?!
お店を出てからも動揺していた。
くろんぼっていわれた・・・



チニータ(中国人)からネグリータ(くろんぼ)へ。


このこは、人気のフレシータ。

そうね、もうこんな白さはない。。。


身体的特徴でよびかけるのは、こちらのふつう。

でも、おかしいよね。




2009年6月11日木曜日

esquizofrenia

esquizofrenia(エスキソフレニア:統合失調症)

こちらに来て、本を読む時間が格段に増えました。
活字がとっても恋しい、生活していて湧いてくる疑問をひもときたい、ごろんと過ごしたい、、、
雨音を聞きながらの読書は最高。

隊員によって本の趣味もさまざま。おすすめの本は教え合ったりしています。
日本から本を送ってもらうという人も多いです。

グループホームの利用者の多くは精神障害者です。
最近紹介してもらって手にしたお勧めの本をご紹介。



統合失調症。
まずは、正しい理解から。

まんがで書かれてるので、ぜひ。

痛みをわかってあげられなかったあの子、追い込んでしまっただろうあの子。
そしてその家族。
ひどい人間だった私。


本当におもしろい。
北海道「浦賀べてるの家」。
降りる生き方、幻聴さん、弱さを絆に、

べてる視点、これは必要だ。

http://bethel-net.jp/

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2009年6月5日金曜日

delantal

delantal(デランタル:エプロン)

ちょっと前の話になりますが、1月に中米エルサルバドルを旅しました。

目的は、遺跡!藍染!
マヤ暦には、以前からとても関心があったもので、中米に来たのだから、
マヤ文化をたどってみたいと思ってました。

同じ中米ながら、似ているけれど違うところを肌で感じることができました。

エルサルの市場にて。
女性のステイタスはこちら

通称 ムチャチャエプロン
ムチャチャっていうのは、若いねえちゃん。
若いにいちゃんは、ムチャチョになります。

コスタリカでは、お店で店員さんを呼びかける時などによく使います。
エルサルでは全く使われません。
セニョール、セニョーラ、セニョリータと上品に呼びました。


ほら、こちらにも。ムチャチャ。
                   女性のたくましさ、見えてきます。

                        もちろん、腰には ムチャチャエプロン。


                 それから、市場での見えてきたこと。
                     エルサル人は、とっても几帳面。
                   
                   バナナも1本1本、並べます。
                           交互に。

                     ほかのお店も見事に陳列されてました。

                  コスタリカの市場には見られない景色でした。
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2009年6月4日木曜日

perezoso

perezoso(ペレソソ:なまけもの)

週も半ばの水曜日

     何かにもたれかかりたい

                     そんな気分

               二本指で ぶいぶいいわせながら

肩甲骨をぐうーんと伸ばしたい
                                   そんな水曜日

私はここにいる
  それだけが真実
                               
                               太陽エネルギーを充電
                           

                                      そんなこの頃



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ナマケモノ
 生涯のほとんどを地上10~30メートルの木の上で過ごす。一日の大半が休息。呼吸、心拍もゆっくり。動きが遅いため?体に藻類が生えるほど。でも、おかげで天敵から身を守る迷彩カラーになっている。
 ぶら下がりの生活、そのまま眠るかれらの筋肉は発達していない。体温が低く、代謝も低い。1日食べるのは、2,3枚の葉っぱ。使うエネルギーが少ないので、食べる量も少なくてすむ。週に1回地上に下りる。排泄のためだ。自分の暮らす木の根元にしっぽで穴を掘り、排泄して埋める。命の支え合い。スローライフの達人とも呼ばれるのも納得。

コスタリカには、ナマケモノ保護センターがある。木から落ちて親とはぐれたとか親が銃殺されたとかで孤児となったナマケモノ、電線で傷を負ったナマケモノなどなどを保護し、野生に戻す取り組みをしているところ。三指、二指のナマケモノのを間近かで知ることができるとこ。頚骨の違いは趣深い。ミツユビちゃんは270度首が回るってよ。

最後の写真は、国立公園マニエルアントニオで見たナマケモノ。
日本の7分の1ほどの国土のコスタリカ。20世紀に牧畜や農園の発達、内戦で森林の8割を失ったといわれる。その後、国土の4分の1を国立公園や自然保護区にして森を守ろうとしている。

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2009年6月3日水曜日

Me encanta

Me encanta(メ エンカンタ: 大好き)


              大好きなものがあるって  
                               


                        
                           しあわせ!
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2009年6月2日火曜日

los novios

los novios(ロス ノビオス:恋人たち)

朝の風景。

私の職場のおとなりの作業所CAIPADのカップル。

玄関に入るまでは、手をつないでいいんだって。

ああ、あの角をまがったら・・・

曲がりたくないわ・・・

あのー、玄関過ぎてますけど・・・・


朝いつも私を茶化しに来るドン ホルへ

豪快な身振り手振りで、笑いを誘います。

彼は聴覚障害をもっている。

かれと話していると、

コミュニケーションとはなんぞや!の原点に戻れる。

今日は、お前は日本に帰ったら彼氏とイチャイチャするんだろう?なんて聞いてくるもんだから、

いまでもイチャイチャしてるわよ!っていってやったわ。

ほんまもののティコ(コスタリカ人)です。
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2009年6月1日月曜日

Ley 7600  ②

よくわからないのですが、ブログ1つの記事に写真が四枚までしかおさめられないので、追加。

兄 アンドレス 妹 エバ

笑顔のまぶしい彼らのもとには、取材がやってきたわけで。
もう半泣きのエバ。

恥ずかしい、逃げ出したい、

でもいっつもそばにはお兄ちゃん。

きのうやってきた真っ赤な車いす。
おにいちゃんと色違い。

行進の時、「ひとりでする」って、坂道歯を食いしばっておしてたね。

二月から、作業所に通い始めたスラジェ。

今までずっとおうちにいたので、
付き添いの人が見えなくなると泣き出しちゃう。

でも、今日はなんだか楽しくてうれしくて。

右手をふりふり。

estoy aqui! (ここにいるよー)



行進にニカラグアの旗を掲げるのはアイダ。28歳独身。

ペレスの当事者グループの中心的存在。
行進の実現は彼女たちの努力と思いが形となった。
グループに自信をもたらしました。

後ろの女性はアイダの友達、ニカラグアよりサンドラ。

学校の教諭だったサンドラは、18年前ニカラグアの内戦で障害を持ち、17年前よりニカラグアで女性の障害被害者のグループ(5600名)で活動しています。

二人はジャイカが主催する障害者リーダー研修に参加。日本で3週間の研修で知り合ったそう。

まだまだ法令と実際生活の溝は大きいですが、
当事者の人たちの自立の架け橋となりますように。

彼らの未来に!
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Ley7600

Ley 7600(レイ セテミル セイシエントス:法令第7600号)  
「コスタリカにおける障害者に対する機会均等法」

1996年5月29日Ley7600がコスタリカに制定されました。制定を祝して、この法令の存在をアピールする行進を行いました。わたしの住む町ペレスセレドンで、初めての行進。
4年前に形成されたペレスの障害者当事者グループが中心となって、コスタリカ南部唯一の成人作業所、南部の当事者グループ、養護学校生徒、わたしの活動するグループホーム利用者さんたちが参加しました。
写真は、ペレスの地方情報ホームページ。  
今ならhttp://www.perezzeledon.net/ のトップページに記事が載っています。動画では、わたしの配属先の支部長マルコスのコメントや参加者の声、そして私の後ろ姿がみれます。              

私は活動先のグループホームの利用者と一緒に。たまにみせる笑顔がとても素敵な彼ら。
初めて一緒に外出。参加するといってくれた気持ちに感謝。
「当日に行かないっていうじゃないの」って冗談で話しつつも、本心。前日まで私のどこかが不安で揺れながら、それはそれでいいかとはやる気持ちを抑える。前日ステイ先のお母さんにならってとうもろこしの粉でつくる甘いおやつタマルを作り、差し入れ。行進後みんなで食べることができました。

お仕事の話を。
私は、国家リハビリ特殊教育審議会のブルンカ支部(国内支部7か所)で働いています。通称コンセホ。コスタリカの障害に関するテーマの諮問機関で、Ley7600を具現化するために、障害者に対する政策、行動助言・指導・監視・調整の役割を担うお役所です。同僚は5人。私はグループホームプログラムの部門で臨床心理士の資格を持つ女性と働いています。といっても、彼女はオフィスワーク、私は現場。
このグループホームプログラムは、アルコール及びたばこ販売による税金5%が資金源となっているプログラム。身寄りのない障害者 や家庭環境に問題がある障害者に家庭を提供しています。3つの形態があります。簡単にいえば(1)障害者のひとり暮らし(2)職員による支援のもと、共同生活(グループホーム)(3)登録された受け入れ家族のもとホームステイ。グループホームは18~65才が入所可能で、全体として精神障害者の方が多いです。私は4か所のグループホームの巡回訪問を担当してます。

Ley7600は「教育」「仕事」「医療サービス」「物理的空間」「交通機関」「情報及び通信」「文化、スポーツ、レクレーション活動」へのアクセス等について障害者の権利の保障が明言され、国や企業への義務を示唆するものとなってます。
18歳以上の十分に教育の機会が得られなかった人に対するケアも含まれていて、私の職場コンセホの隣には、CAIPAD(カイパッド)という日本でいえば作業所施設があります。 ここには作業療法士の隊員が1名働いています。心底頼れる仲間です。

グループホーム利用者の中には、この作業所へ通うことができる人が数名。それ以外の利用者の外出の機会はとても限られています。 利用者6~12人の施設運営はだいたい3、4名の職員の輪番制です。昼間は2人、夜間は1人体制が大半。
障害者の機会均等の法令を祝う行進に、参加できると思われる利用者が参加できなかった現実。職員の体制の問題で。


なんでも「No quiero 俺はやらないよ」という、いやいや隊長のフアン。彼がいくよと言ってくれたこと、一緒に街中を歩けたことは私を強く励ましてくれました。

この行進の日フアンシートは60歳の誕生日。
還暦の行進!還暦の笑顔。


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