2008年12月23日火曜日

Graduacion

1か月ぶりの更新です。コスタリカは、12月に乾季にはいりました。雨季は毎日きまって午後から雨が降っていましたが、雨がなくなるようです。たしかに全く降らなくなりました。わかりやすいです。こちらは湿度が低いので、海岸でない限り日本のような蒸し暑さを感じません。今日もいい風が吹いてました。

小中高校の一部はすでに12月から休みに入ってます。こちらは12月が年度末で、2か月の休みがあり、2月から新学期です。私は教育省と保健省の中間に位置する機関に所属しているので、夏休みは20日から4日までです。
仕事納めの19日。私のすむぺレスセレドンにある養護学校の卒業式にいきました。
というわけで、今日はGraduacion(グラドゥアシオン:卒業式)の報告です。

会場は学校の体育館。13時からありました。入場は、呼名ののち拍手に包まれ両親と共に入場です。

コスタリカの養護学校は0歳児から20歳まで通うことができます。
卒業式では日本でいう幼稚部さんと小学部、高等部の卒業生を祝いました。

青いたすきをしているのが卒業生。
Guraduacion 2008 とかかれていました。



証書授与式も両親と。
ひとりずつ、担任の先生、校長先生(写真一番左の女性)などと抱き合い、ベソ(頬と頬をあわせて口でチュっと音をたてるあいさつ)をします。。それから写真をとります。一人一人が同じように祝福を受けます。

障害児者両親の会で知り合ったアンヘル。
お母さんと一緒に証書を受け取りました。
いつもと違う様子に、興奮ぎみだったアンヘル。
3人の兄弟はずっと見守っていたよ。がんばれって。
そして、おめでとうって。

卒業後は、引き続き養護学校に通うそうです。



実は証書授与の前に余興のような出し物があるのがコスタリカ流。授与の前に先生がかわいく変装してオルゴール人形が踊るような出し物がありました。

そして、私も参加。歌いました。
養護学校で働くノルウェー人のボランティア(AFSという団体)スティネと視覚障害をもつコスタリカ人ベロニカと。
Noche de Paz :きよしこのよる。

ノルウェー語と日本語とスペイン語。
貴重な機会にめぐまれたことに感謝。

伴奏の音楽の先生は視覚障害者で、いつも犬と一緒です。この先生なんと名前が(Oto:オト)さん。びっくりでしょ。その名の通り、Srオトの奏でるピアノは、自由です。オトさんいわく、神様がひかせているそうです。本当に神がかったところがあります。
12月上旬まで2か月障害者リーダー育成の研修のため日本にいっていたオトさん。おわったあと、「どうもありがとうございまーす」といわれました。お店で覚えたらしく甲高い声で。おちゃめなオトさん。



コスタリカの卒業式。いままで出会った学校の生徒さんのことを思い出し胸がいっぱいでした。

コスタリカの生徒さん、先生、両親の姿に、学校の存在意義を改めて感じると同時に、自分がコスタリカで生きているという現実を実感したところでした。


Posted by Picasa

3 件のコメント:

スプラウト さんのコメント...

待ってました~
月に1度でもぜんぜんオッケーだから、ぜひぜひ続けてください。

しっかりと自分の足で歩いている朱民さんの様子を見ていると、私も負けてらんねぇぜぇ! って気分になって元気が出ます♪

朱民さんの周りの人達も、みんなすごく輝いて見えるね。きっとそれは朱民さんの眼(心)を通して見せてもらっているからかもしれないと思うこの頃。

朱民 さんのコメント...

>スプラウトさん
 コメント、素直に心からありがとうございます。と受け止めます。
しかしながら、私はここコスタリカに来てでないとわからなかったことなんだなあと思うことが多いです。とにかく身の丈を知る。そうありつつ希望をもって生きていきたいでーす。
でもね、またピングエクリティス再発。ただ紫外線に弱いってだけかもしれないけど、加えてもっと眼を休めてその奥をみなさいっていわれているようです。。ブログ自分のペースで続けていきます。ありがとう。

スプラウト さんのコメント...

> 朱民さん
 ん~、そうだねぇ。最近、仕事をしながらつくづく思う。身の丈を知る、とは、自分の卑小さを思い知っておののくのではなくて、自分が出来ること、できるようになるであろうこと、すべきことを分かるようになることだったり、いろんなことのありがたみを悟ることだったり、んにゃー、うまく言葉にならないけど、眼や心を開くことなんだなぁって。それが強さだったりするのかもしれない。
・・・何を言ってるのか分からないね(笑)

 目、お大事にね。。。